ウェットブラストのご案内

各種バレル研磨を主な営業品目とする弊社ですが、この度研磨の対応できる範囲をさらに広げるべく、かねてから問い合わせの多かったウェットブラスト機を導入し営業品目に加えさせていただくことになりました。
弊社の新たな研磨方法であるウェットブラストですが、バレル研磨ともども皆様のお役に立てればと思い、ご案内させていただきます。

ウェットブラストとは

粒子( 主にガラスビーズ等のメディア)と液体(主として水を使用。防錆剤等二次加工用の薬品を混ぜることも可能)を混ぜ、全体を均一に攪拌して泥水のような状態にします。
これをスラリーといい、このスラリーを噴射ノズルから圧縮エアーを用い高速噴射します。 高速噴射されたスラリーがワークに当たると、スラリー内の粒子がワークの表面に衝突して加工し、液体がスラッジや汚れ、噴射された粒子そのものを洗い流します。
このような加工技術のことをウェットブラストといいます。 スラリーは高速で噴射されますが、ワークに当たった際に大きな力を加えないため、変形しやすいワークも加工することが可能です。
バリ取りを主な目的とした場合はメディアの粒度を粗くして対応が可能です。
また、金属部品だけにとどまらず、プラスチック部品、樹脂部品等への応用も可能です。

ウェットブラスト加工事例(錆取り)

加工前 加工後錆びついて動きが悪くなっていたロックナットをウェットブラスト処理して錆を除去し、防錆処理。
ナット内部の錆もきれいに除去でき、動きも滑らかになったので再度使用することができるようになりました。

加工前 加工後 錆びが発生したL型鉄板の角の奥までウェットブラストで錆を除去。 タップ穴の錆もタップ自体には影響なく処理が可能です。

ウェットブラスト加工事例(汚れ落とし)

加工前 加工後経年変化による錆や汚れをウェットブラストで完全に除去。
ウェットブラスト後はクリア塗装で表面を保護。

加工前 加工後錆びて汚くなっていたパイプレンチをウェットブラストで磨いてみました。
ウェットブラスト後はすぐに錆びるので防錆処理+クリア塗装で表面を保護。
塗装もウェットブラストにより剥離されています。

ウェットブラスト加工事例(下地処理)

加工前 加工後アルミ材、バフの後表面処理としてウェットブラスト加工。
ウェットブラストを当てたくない場所があれば養生して対応することも可能です。
今回はバリ取りは目的としていないので、細かい粒子で加工しました。

加工前加工後穴の奥や凹凸部など、細部まで均一に処理できるのがウェットブラストの利点。
ウェットブラストはその特性を活かし、古い車やバイクのレストア時にエンジン部品の再生などにもよく用いられます。

加工前加工後表面の均一化 バレル研磨の後、さらにウェットブラストで表面を均一化しました。
バレルのメディアが当たらない奥まった部分も処理することが可能です。

ウェットブラスト加工事例(その他)

加工前 加工後アルミの表面をウェットブラストで磨き、光沢を出しました。
文字部の塗装もきれいにはがれています。
シルバーの塗装を吹き付けたような色調に仕上がります。

加工前 加工後アルミ製のヤカンを磨いてみました。
表面の図柄に影響を与えずに汚れだけ落とし光沢を出すことができます。

加工前 加工後バイクのキャリアの再生。
錆びてボロボロになっていたバイクのキャリアを磨いてみました。
研磨後はクリア塗装で表面を保護しました。
素地まで浸食した錆の形は落ちませんが、全体的にきれいに取れました。

加工前 加工後銅のウェットブラスト処理。
一番身近な銅である10円玉を磨いてみました。
鉄、アルミ、ステン、銅、真鍮、チタンなど色々な製品に応用ができると思います。